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Large scale 3D Printer "ArchiFAB"

 大型3Dプリンタ ”ArchiFAB” 基本形の開発は,2014年4月より株式会社 竹中工務店 技術研究所(http://www.takenaka.co.jp/rd/)との共同研究から始まりました.プリンタ自体の高さは,オフィスビル内にある通常の設計事務所などにも導入しやすいことを考慮し,ビルの天井高に収まる約2.3[m].造形可能範囲は直径1,300[mm] × 高さ510[mm]とし,家具スケールの出力にも対応できる大きさを確保しています.

 「デルタ型」と呼ばれる3軸独立機構を採用しており,分解・輸送・設置に適しているほか,機能拡張性に優れ,現在もさまざまな建築ニーズに応じた改良が進められています.

 これまででもっとも大きな改良は,射出部の変更により,フィラメントの原材料に当たるペレットから直接造形することを可能としたことで,結果として従来の3Dプリンタの素材コストを約1/5~1/7程度削減し,造形時間も約3~4倍に改善しています.

 また,クレイやセラミックなどの材料を射出する機構を組み合わせることにより,さらなる材料の複合化を進めており,建築やインフラの修復,耐震ブロック等への応用が具体的になりつつあります.

関連技術

1. 三菱重工工作機械株式会社「⊿WORKS concept」

https://www.mhi-machinetool.com/news/20161101_01.html

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